【レビュー】倉敷チボリ公園 チボリバルーン

倉敷チボリ公園

前日宿泊していた岡山駅から電車で約15分、倉敷駅に10時半頃着。
駅の北口に出ると、大きいバスターミナルの上に歩道橋がめぐらされており、すぐ正面に観覧車が見えた。
平日の午前中ということもあり人はほとんど居ず、チボリ公園の入園口でようやく1・2組の家族と遭遇。
「倉敷ぶらーりチケット」という美術館入場券やきびだんご引換券もセットになった券を持っていたので、入り口で引き換えて入場。

倉敷チボリ公園はデンマークにある現存世界最古の遊園地「チボリ公園」と提携し、忠実に再現したテーマパーク。
観覧車は入場すると左手に位置し、高さ40mなのでそこまで大きくないが、個性的なデザインの為抜群の存在感。
こちらも本家のチボリ公園のものを模倣したとのことで、各ゴンドラの上にイラストやストライプのカラフルな風船がついている。
ゴンドラ自体は六角形で、上半分はガラスになっており下半分にはハートやひし形のイラストが描いてある。
後に本家の観覧車を見てみると、ゴンドラが6基しかないミニ観覧車で、ゴンドラが籠のようなガラスの無いオープン型になっており風船の模様はストライプのみだった。
日本のゴンドラが箱型になってしまったのは法律によるものだろうが、確かにゴンドラの雰囲気は忠実に再現されていた。しかし、観覧車サイズがゴンドラ数にして4倍の大きさの為、全体的な印象は日本のもののほうがだいぶ豪華な雰囲気になっていた。

券売機で200円券×2枚のりもの券を買い、入口へ。
入場ゲートにはクリスマス限定のカップル用ゴンドラ「LOVEバルーン」の紹介が。二人で2000円、実物を見ると中はクリスマスの装飾が施されカーテンまで付いていた。
観覧車前の柵には大きなイラスト。開園間もない為他の客は見当たらず、一通り撮影したのち通常ゴンドラに乗車。

景色は遠くには山々が見えるがチボリ公園内、倉敷駅中心。
園内は真ん中のステージ付近には巨大なツリーが見え、その奥にもいくつかの建物が見えたが想像より少し狭かった。
まだ園内・園外ともちらほらとしか人の姿は見えない。
昼間より夜の方が綺麗そうなので夜景に期待しつつ、再入園用スタンプを押してもらい一旦退園した。


午後6時過ぎ、再度訪問。
12月だけあってもう辺りは真っ暗、駅北口を抜けるとすぐライトアップされた公園の姿が目に入った。
観覧車の幻想的な姿に一気にテンションが上がり、外から数枚撮影した後急いで園内へ。

園内は建物や木々の至るところに電飾が施され、昼とはまた違った華やかな雰囲気に。
午前中にはあまり見られなかったカップルや中年夫婦の姿も見られる。
観覧車にもとちらほらと人が乗っていたが並ぶほどではなかった。

ライトアップされた姿は、うっすらと灯るゴンドラ上部のバルーンの真ん中に12個の突起の星型が光っており、メルヘンな雰囲気が格段に増していた。
薄明かりのゴンドラに乗り込むと、隣が「LOVEバルーン」ゴンドラで内部に光る電飾が見えた。
数枚撮影するがぶれてなかなかうまく撮れない。
そうこうしているうちにゴンドラは頂上付近まで到達、公園内を埋め尽くすイルミネーションが一気に視界に入ってきた。
絶好のシャッターチャンスに急いでカメラを向けるも、少しずつ動いている観覧車で夜景を撮るのに手間取り結局綺麗な写真が撮れないまま下降してしまった。
デジカメの性能と自分の腕を恨みつつ下車。
その後、地上より思う存分撮影。

この倉敷チボリ公園だが、2007年12月の時点では2008年末で本家「チボリ・インターナショナル社」との契約が切れ、「チボリ」の名称を使えなくなることが決定している。
そんな渦中に訪れたが、個人的な感想としては、冬にも関わらず草木も綺麗に手入れされ「遊園地」というより「公園」としてゆったりと落ち着けるとても素敵なテーマパークだと感じた。
今後も公園自体は存続するように議論が続けられているようだが、「チボリ」でなくなっても市民の安らぎの場となるよう、そして今のまま”観覧車のいる公園”となるように頑張ってもらいたい。

バルーンの絵柄は様々

乗車口

ゴンドラ19

ゴンドラモチーフのチボリイラスト

椅子

天井

ゴンドラ横

倉敷駅

園内

全景

ライトアップ全景

LOVEバルーン内部

支柱

ライトアップされた園内
フラッシュ無しはぶれすぎて公開できず…

LOVEバルーン外観

園内・巨大ツリー

園内・アンデルセンホール