【レビュー】プラター遊園地(Wiener Prater) Blumenrad

プラター遊園地(Wiener Prater)

プラター遊園地で観覧車と言えば「Riesenrad」
しかしプラターにはもう一つ観覧車があった。
名前は”Blumenrad”、直訳すると「花の車輪」。

Blumenradの存在は、以前プラターの写真をたくさん頂いた方から聞いていた。
初めにBlumenradを見たのは、Riesenradの写真を撮り終えて園内をぐるっと一周していたとき。
日が完全に沈みアトラクションがライトアップされ始めたが相変わらずの賑やかさで、圧倒されながら周っていたら
負けじと緑や赤のイルミネーションで輝くスポークの観覧車に辿り着いた。

しかしこの日は写真だけ撮って乗車せず。

翌々日再訪問。
昼過ぎのプラター遊園地は10月に入ったとは思えないほど暖かく強い日差しが照りつけていた。
こちらでは日傘を差している人もほとんどいない為(日本でも10月はあまりいないが・・・)、帽子でしのいだがなかなかきつかった。

まずはリーゼンラートの横を通り過ぎ、真ん中に花のマークがある白いオープン型ゴンドラの観覧車へ。
観覧車の前に再び立つと、白基調の全身に真ん中の赤い花のマークが目立つ。

料金は3ユーロ、入口でチケットを購入するとプラスチックのおもちゃのお金のようなものを渡される。

ちょうど回転し始めたばかりで列には誰も並んでいなかった。
周りの柵には植木鉢に入った花がたくさん掛かっていた。

ゴンドラは平らな屋根と真ん中から支柱が椅子に伸びた、傘を逆さにしたような形。
屋根も椅子も一部がステンドグラスのように光っていて、青とオレンジ・藤色と白などカラフルな組み合わせだったが
赤と緑の組み合わせはなんだかスイカのようだった。
と思っていたら回転が終わり、目の前に来たのはスイカ色ゴンドラ。

(これは赤と緑が反対のもの↓)

観覧車が止まっても係員は来る気配がない。
一番下に乗っていた人たちは勝手に降りていってしまった。
しかし上にいる人はどうするんだろう、と思っていたらようやく係員が登場。
スイカに乗せられた後、進行方向にある看板を指差される。
そこには顔とカメラのイラスト。日本にもいくつかあるが、乗車中の写真撮影つき観覧車だった。

いつの間にか後ろにも数組並んでおり、全員乗ると一気にスピードアップした。

上昇方向の先にはRiesenradが。
稲妻型のアトラクションがちょっと邪魔だったが、同じ目線で写真が撮影できるベストポジション。
強い日差しを帽子で防ぎつつ、Riesenradを何度か撮影。

ゴンドラはオープン型のため風を切って心地よかったが、相変わらず日差しが強かった。
木々に囲まれた園内の向こうにはシュテファン寺院などが見えた。

観覧車の裏はすぐ園外になっておりヨーロッパならではの建物が並んでいた。

見上げて

見下ろして

動画(酔いやすい方は注意してください)

4周くらいしてそろそろ終了か、という時にふとゴンドラの中心部の支柱についている円盤状のものがコーヒーカップを回転させるハンドルに似ていると気づく。
動かずにゴンドラが変に揺れても困る、と地上に近くなってから恐る恐る円盤を回してみると想像通りゴンドラは水平に動き始めた。
そういえば水平回転するタイプの存在も聞いたことがあるな、と面白がって回そうとしたら残念ながら観覧車は止まってしまった。

降車後、記念写真を購入。4.5ユーロ。
写真は花に囲まれたさわやかなものだった。