【レビュー】美麗華百楽園 摩天輪

美麗華百楽園

初めての台湾。台湾は熱帯地方のためお店は夜遅くまでやっているらしい。ただしその分朝は遅い。
治安もよいため、ホテルに着いたのは現地時間で夜8時(時差-1h)だったが休むことなくお目当ての美麗華百楽園へ。
地下鉄MRT木柵線「中山国中駅」、淡水線「剣潭駅」から無料シャトルバスも出ていたようだが、そもそもホテルからMRTまで遠かったので料金が安いタクシーを使用。15分ほど乗って210台湾ドル($1=約3.4円だった為720円弱)。
どうやら10日後の7/4には施設前まで直通のMRTがオープンする予定だそうで、ちょっとタイミングが悪かった。


美麗華百楽園は6階建ての商業施設。映画館も設置されている。店舗はOZOCやトリンプなど、日本でもおなじみのブランドが多数。ひらがなやカタカナも多く見られ日本のデパートとさほど変わらない雰囲気。
到着したのは9時前だったが、施設のまわりは映画のチケットを購入したり屋台で買い物をしたりする人で溢れていた。
観覧車はビルトイン(建物組み込み型)タイプで全高100m、直径70m。出来た当時の情報なのか、”全高がアジアで二番目の高さ”と主張されていたが既に日本だけで100mを超える観覧車は6つも存在している。
ゴンドラは48基で一周17分。日本の泉陽工業社製。

裏手にある大規模な駐車場で全景撮影。
アジア2位ではないにしろ、ビルトインで直径70mはやはり大きく太い支柱が壁沿いに下まで伸びている。
緑を基調にしたイルミネーションが絶え間なく点灯している。どうやらこれには「天の楽」・「地の彩」・「風の舞」という三つのテーマがあるらしい。

エスカレーターで乗車口の5階へ向かう。屋上に出るとステージがあり二人組のシンガーが歌を歌っている。そばには屋台も出ており9時過ぎとは思えない人の賑わいっぷり。
入口からステージと逆にチケット売り場が。赤いゴンドラの形をしていた。
料金は平日大人150台湾ドル(約510円)、休日200台湾ドル(約680円)。どうやら隣にあるメリーゴーランドにも乗車可能なチケットらしい。
友人がチケット購入後200ドルを払ったのにお釣りがなかった事に気づき、窓口で説明するが台湾語が話せない為なかなかわかって貰えず。
しかし、メガネでちょっと韓流を思わせる愛想のいい青年はこちらの身振り手振りでなんとか理解してくれ、無事お釣りをもらう事ができた。ちなみにスタッフの台湾青年は、同じように人当たりの良い人が多かった。

透明ゴンドラが2基あり、乗車列へ並ぶ際にどちらが良いか聞かれる。
透明ゴンドラは25分待ちといわれた為通常へ。
10組くらい並んでいたが1つおきに乗車させられていた。日本でおなじみの写真撮影は無し。
ゴンドラは乗車口から見ると現在公開中らしい映画「アイス・エイジ3」のイラスト入りだった。

中は比較的あたらしめ。
乗車した感覚は、日本でも何度と乗った泉陽工業特有の雫型ゴンドラの為、注意書きが台湾語だという事以外特に真新しさは感じない。
上昇するとすぐに南方面に現在(2009/6/25)高さ世界一のタワー「台北101」が望める。
さすが首都だけあり夜でも建物や車のライトで明るい。
しかし台湾は3000mを越す高い山も多いそうで、北側の遠方には暗いながら山々に囲まれている様子が確認できた。

乗車中はほぼ夜景の撮影に四苦八苦し終わってしまった。
窓ガラスは写真を撮るには曇り気味で、開いている窓には網がありコンパクトデジカメでは限界だった。
重さや衝撃に不安を感じ先日購入したデジタル一眼レフを置いてきてしまった事を切実に後悔。

下車後色々な角度から写真を撮っていると、現地の人たちも大勢撮影していることに気づく。
中には外付けフラッシュの一眼レフなど本格的なカメラで何枚も撮る人も。

翌日、台北101に上ったところ小さくこの観覧車が見えた。
そしてまた凝りもせずデジカメの撮影に労力を使ったが、肉眼で見えるものに比べだいぶ迫力の乏しい写真しか撮ることはできなかった・・・。

地上にあった大きい看板

ビルトイン型

ゴンドラ

券売場もゴンドラ型

支柱

景色 遠くに台北101

ゴンドラ内

赤いゴンドラ

料金表もゴンドラ型

見上げて

人も増えてきました

台北101からの観覧車
左上の緑の丸