【レビュー】海竜の里センター 観覧車
海竜の里センターまでは、ガイドには「駅から車10分」とあったが、近くまでバスもしくは徒歩で行けるのでは?と楽観視していたのが間違いだった。
とりあえず道がわからない為電車に合わせて待機していたタクシーに乗り込み「海竜の里センターまで」と告げた後「ちなみに歩いては無理でしょうか?」と尋ねたところ、「歩いてはちょっと厳しいねぇ」との回答。
バスも赤字の為何年か前に廃止されてしまったとのこと。
結局だいぶスピードを出しての10分強、途中車道しかない道もあり相当頑張らないと徒歩では行けそうにない距離だった。
運転手さんには「海竜っていってもね・・・人形があるくらいで、小さい子たちが遊ぶようなところだよ」と、申し訳なさそうに言われたが、
確かに着いてみると「道の駅」に観覧車と海竜の人形が立っている、という感じのこじんまりした施設。
展示室にはいわき市で発掘された化石などが展示されていたようだったが今回は訪れなかった。
平日なのもあって地元の親子連れが4・5組いるくらいだった。
券売機はお土産売り場の建物の中にあり少々迷うが係員の人に教えてもらい券を購入。
他にもドラゴンコースターなどのアトラクションがあるようだったが観覧車付近には見当たらなかった。
一通り写真を撮って乗車。
観覧車はそこそこ大きく、ゴンドラも16基あり30mは超える高さ。
支柱は青でゴンドラの色は赤・黄・青と原色系。
形は円柱形で窓の周りが黒いゴムで縁取られたよく見るタイプ。
乗車してすぐ、写真撮影で少し移動したのとかなりの強風だったのが災いし、今までないくらいにゴンドラが揺れて中心の方からギシギシ音がした。
高い所があまり得意でない同乗者が悲鳴を上げるくらいだった。
しかし上部に差し掛かると揺れもおさまり、ゆっくりと景色を観察することができた。
周りは山、畑、そして道路。高速道路建設中のようですぐそばに太い支柱の道路が見える。
平地に建っているので真新しいものはあまり見えない。
裏も枯れ木の覆い茂る山だった。
しかし隣に立つ海竜のオブジェの大きいこと!
さすがに観覧車よりは低いが、首の部分がだいぶ長く下降中はずっと視界に首が入っていた。
1周何分かチェックするのを忘れてしまったが、結構長く感じられた。
帰りは頑張って徒歩で帰ろうかと思ったが、その後の予定も考慮し結局タクシーを呼んで駅まで戻った。
そして電車の時間も1時間1本程度の為、ギリギリになってしまいだいぶスピードを出して運転してもらう羽目に。
きちんと交通事情を調べずに行くと痛い目に合う、と思い知らされた旅だった。