【レビュー】京都市動物園 観覧車
往きの銀閣寺行きバスからも見えた観覧車は、小さいながらもカラフルなパステルカラーで目立つ存在。
動物園は平安神宮の隣に位置し、歴史的建造物に囲まれながらそこだけ別世界のような雰囲気を醸し出していた。
動物園は平安神宮の隣に位置し、歴史的建造物に囲まれながらそこだけ別世界のような雰囲気を醸し出していた。
園内に入ったのはだいぶ日も落ちた午後四時過ぎだったが、三が日にもかかわらず家族連れの姿が多く見られた。
観覧車のあるプレイランドはちょうど園の中心に位置し、周りをちびっこ列車で囲われていた。
入口は列車が走っている間は閉まる仕組みになっており、列車の過ぎるのを待ち、中へ。
200円の乗り物券を買う。「券」と言いながら出てきたのは列車がモチーフになった可愛いコインだった。
観覧車はエメラルドグリーンの支柱にパステルカラーのピンク、黄、緑、青の4色のゴンドラ。
後ろ側から見たときは気づかなかったが、ゴンドラの正面にはちょっとリアルなサイ、ぞう、カバ、パンダのイラストが描かれていた。
ゴンドラは縦長で定員4名だが、大人4人では厳しそうな大きさ。
椅子は赤に近いピンクで滑り止めの凸凹があった。
ゴンドラ内を撮影しようと片方に移動したとたんグラグラと左右に大きく揺れ、元に戻ってもずっと揺れはおさまらなかった。
景色はあまり高さがないため園内と囲まれた山々は望めたが、木々に邪魔され近くの寺院までは見えなかった。
この観覧車、1956年設置と日本でも屈指の古さで、現存最古を発見された「観覧車物語」著者の福井さんも調査の際に候補に入れたほどだったよう。
きちんと整備されていて、そんな長い月日を感じさせないこの観覧車。
動物園の観覧車が次々となくなる今、末永くがんばって貰いたい。