【レビュー】千葉市動物公園 観覧車
モノレールは2両編成(通常)の吊り下げ形で、ちょうど部活帰りらしい学生で賑わっていた。
動物公園駅が近づいてくると右手に観覧車の姿が。駅直前で経路が大きく右にカーブしている為、ホームに下りると左側に位置していた。
観覧車は動物園サル山の奥にある遊園地「ドリームワールド」にあり、入口ゲートの目の前にそびえ建っている。
高さ50m、直径45mで5人乗り円柱型ゴンドラ。お台場パレットタウンのものと同型のよう。
色とりどりで一つ一つに動物の絵が描いてある。
千葉市動物公園と言えば「立つレッサーパンダ”風太くん”」が一躍有名になったが、ここにも風太くんのイラストが。
せっかくなので黄緑の風太くんゴンドラに乗り込む。
係員に「風が強いので上の方に行くと揺れる場合がありますがよろしいですか?」と確認される。
そんなことを聞かれたのは初めてだったので、ふと頭の中に以前ニュースで見た台風で円柱型ゴンドラが吊り下がっている元からぐるぐると回転してしまっている図がよぎる。
ゴンドラ内には特に動物のイラストなどは無かったが、ちょっと鳥山明風なオリジナル?ゴンドラのキャラクターが描かれていた。
少し上昇したところで後方を見ると、後ろに連なるカラフルなゴンドラの天井がまるでマカロンのようで可愛い。
支柱は白から赤まで暖色系で、よく見るとところどころ錆がありちょっと年季を感じさせる。
上昇するにつれ確かに風の音が激しくなり、少々揺れてくるが恐怖を感じるほどではなかった。
眼下に広がる動物園は上から見ると森のようで動物達が全く見えないことに驚く。鳥類ゾーンの建物だけがカラフルな鳥のイラストで目立っていた。
付近は低層な住宅街と運動場など、高い建物はあまり無く遠くまで見渡せた。
下車後、せっかくなので動物園も堪能・・・といきたかったが、閉園時間16時半ぎりぎりだったためほとんど見ることが出来ず。
かろうじて風太くんだけは見に行ったが、やはりレッサーパンダゾーンは人だかりが出来ていた。
立ってはくれなかったが可愛くてずっと見ていても飽きない。
「動物公園」というだけあり広々としていて動物園特有のにおいも少なく、まったりと散歩もできそうな園内。
もっと早く来てたっぷり満喫すればよかったと後悔。
帰りにふと柵を見ると、「この施設は宝くじの普及宣伝事業として整備されたものです 平成11年3月 千葉市」との看板が。
ちょっと驚いたが、他にも宝くじの収益金での建設は聞いたことがあったので、意外と多いものなのだなと実感した。