【レビュー】アラスカ・ステート・フェア 観覧車（移動式） ※頂き物レビュー
このレビューは 今泉洋 さんに頂きました。
■アラスカ・ステート・フェア
年に一度、アラスカに移動遊園地がやってくる。そんなことを知ったのはまったくの偶然でした。
アラスカへは自転車のイベントに参加するために来ましたが、その途中たまたま手書きの
観覧車のポスターを見たのです。興味をもったこのイベントは、ちょうど帰国の前日に
開催していました。
アクセスするアラスカ鉄道の便数は、朝に行って、深夜に帰ってくる便が1往復のみ。
躊躇することなくチケットを予約し、見に行くことに決めました。
■観覧車というより
園内は広く食品や小さなカジノ、巨大野菜博覧会、ライブなどがひしめいています。
そこに巨大な観覧車が3つも、存在感を出して並んでいました。
腰掛けて椅子に座るタイプのもの、4人でかごに乗るもの、2人で円形の回転する箱に
乗り込むもの。それぞれ1周に15秒・10秒・5秒といったところでしょうか・・・
うん、これは観覧車じゃない。絶叫マシンだ！
■回転中
絶叫マシンは何より苦手ですが、わざわざここまで来て乗らないわけにもいきません。
$4ぶんのチケットを渡し、席に座ります。こういう高速回転する観覧車に
どうやって乗るのか不思議でしたが、係員の人が操作して順番にお客さんを入れ替えて、
終わったら数分間回しっぱなしにするのですね。
席は不安定に前後に揺れつつ何回も回転します。しかし不思議なことに恐怖感はなくて、
爽快感だけが漂いました。遠くに見える雪山と、黄色い文字が映えるアラスカ鉄道を
見ながら空を飛ぶように、あっという間に数分間は終了しました。
■おわりに
帰りの電車がやってくる22時頃になりやっと辺りは真っ暗になります。
最後は電飾の海の中、夜空に一面の花火が！ 電車の中でココアを飲みながら
嘆息。アラスカ旅行は最後まで贅沢な時間に包まれていたのでした。