【レビュー】上海大悦城(Joy City) SKY RING

上海大悦城

同僚と二人で上海出張に行くことに。

月曜朝から現地で仕事の日程で組んだので、同僚と「日曜前日入りするなら、せっかくだからお昼着にして半日だけ観光しよう」という話になった。

上海の観覧車について調べたところ、すぐに出てきたのは「錦江楽園」というなかなか古めの遊園地と、「(上海)大悦城」というショッピングモールの上の観覧車。

錦江楽園はホテルから1時間くらいかかりそうだったため、ホテルから30分くらいで着きそう、且つ地下鉄の駅(8、12号線曲阜路駅)下車すぐらしき上海大悦城にあたりを付けた。
同僚は同い年の気さくな男性だったが、普段そこまで付き合いがないので、観覧車には一人で行こうかな~と漠然と思っていた。

そんな時、取引先の部長さんから「日曜の予定は決まりましたか?」の連絡。
(LINEが規制で使えないので、WeChatという中国版LINE的なものを入れて連絡)

中国ではtwitterも使えないためあまり観覧車の最新情報が探せず、本当に営業しているか心配だったので
「特に決まっていませんが、観覧車が好きなため個人的に『大悦城』という場所に行こうかと思っています。ご存知ですか?」と質問したところ

『知ってますよ~ 了解です、案内しますね』

との軽いお返事。。

結局、初対面の部長さんに案内してもらうことになってしまった…

 

さて、当日は空港から一旦ホテルに送迎いただき、自由時間で少し同僚と南京路というメインストリート付近を観光した後、再度ホテルに戻った。
18時に再度部長さんにホテルにお迎えにきてもらう。
元々一人で行こうとしていた時は昼の時間に行こうと思っていたが、部長さん曰く「夜の方が良いです」とのこと。

大悦城は中心街より少し離れているようで、「唯一残る昔の上海の町並み」らしき、1階が商店街・2回が住居?のような古い建物を抜けたあたりに位置していた。
タクシーを降りると、比較的新しい商業施設。
ビルトインのはずだが、降りた位置からは見えない。代わりに、ゴンドラが1基展示されていた。

中に入ると、観覧車の写真入りの案内板などが。

なぜかエレベーターの上行きが一向に来ず、あきらめてエスカレーター」で乗り場の7階へ。
中の店舗は「無印良品」など日系の企業が多く、比較的若い人に人気らしい。日本のショッピングモールとほぼ変わらない雰囲気。
そういえば事前に調べた内容だと、日本のラーメン国技館的なフロアが有名な模様。

 

観覧車乗り場は暗い中イラストがライトアップ

 

ゴンドラを指輪に見立てているので「SKY RING」のよう。

そこで出張ということも忘れ、沢山写真を撮る私に驚く部長さんと同僚…
しかし、その時部長さんから「予約しておいたので、二人で乗ってきてください」とチケットを渡される。。

全く興味もない同僚は困っていたが、接待観覧車(笑)ということで、諦めてついてきてもらう。
入口のバー、遊園地によくあるタイプだが、2人乗りチケットは2人同時に通らないといけなかったようで、私だけ先に入ったら入口の係の人に怒られてしまった。

そこで、クレジットカードサイズの観覧車写真入りのカードを渡される。
これはお土産に良い!と、テンションが上がる。

 

混んでいる場合、待っているスペースのよう。いろいろな国の言葉で「I love you」が書いてある。

その先のドアを開けるといきなりゴンドラ。

ゴンドラの形はラグビーボールの両端を切り落としたような、日本では見ない形。

4・5人の係員が待っていて、そこでさきほどのカードを回収されてしまった!

てっきりもらえるものだと思い、写真も撮っていなかったので少し凹む。

気を取り直して。
ゴンドラは真ん中に大きめのテーブルがあるが、中は広い。4人乗りだが6人は座れそう。

天井のライトが大きくてムーディー。これだけの写真だとCGのよう…

注意書き。消火器もどこかに設置されていたのだろうか?

テーブル横にボタンと差込口がいくつもある。
USB・bluetoothはおそらくiPhoneなどとつなげば好きな曲を流せたのだろうが、すっかりそんな余裕がなく試すのを忘れてしまった。

ボタンはLEDが2つ、カラーと白黒のもの。
押してみると、カラーはゴンドラ内の色が赤や青・紫などに代わる。白黒は、単純なon/off。
他に係員呼び出しボタンもあった。

観覧車自体のデザインはトーゴ製のようにワイヤーが細く、回転輪のイルミネーション部分が太め。
乗っているときは模様がよく分からないが、近くで見ると一つ一つのライトは小さい。

景色は、周りのビル群の方が高いので、そこまで見渡す感じはないが
上海のビルはプロジェクションマッピングやイルミネーションが多々あり、いくつか見ることができた。
上海タワーなど有名な建造物は、くらいビルに隠れあまり見えない…

PM2.5はあまり気にならなかったが、すこし曇っている気もする。
屋上には長いホーンのようなオブジェが見える。

1週は15分とゆっくりめ。
三脚もなかったので、あまり夜景はきれいに撮れなかった…

乗車後、チケットが一面に差し込まれた壁が。
どうやら、チケットの白い部分に何か(願い事?)を書いて皆差し込んでいるよう。

その後、隣のスタバで待って頂いていた部長さんと合流。
もうここまで来たら、と、全景が見える屋上に行ってもらう。

屋上には観覧車の前にいくつかのオブジェ。

支柱あたりにメーカー名でも書いてあるかな?と近づいてみたが、見つけられず。
後ほど調べたところ、「上海游艺机工程有限公司」という天津アイ南昌之星など中国の代表的な観覧車をいくつも製造している会社のものだった。

イルミネーションが変わったのでもう一枚

そのまま屋上のスタバで話を聞いたところ、バレンタインには日本円で何万円もするフルコース付き・乗車時間1時間のチケットが売りに出されていたそう。

上海の物価は高く、このチケットも平日1人60元(約1,000円)、休日80元(約1,330円)。※2018年3月のレート(1円≒約17元)換算
今回用意いただいたものは214元(約3,580円)のペアチケットで、実は2週できるのでよければ、と後で言われたけれど、さすがにこれ以上部長さんを待たせるわけには…ということで帰ることに。

 

尚、公式サイトには下の方にグッズのようなものがあったので、探してみたのだが見当たらず。わざわざ聞いてもらったが、あるといわれた店には全くデザインの違う木のおもちゃなどがあるのみ。。残念、。

 

下の階にあったレストランで夕飯を済ませた後、外に出ると雨が降ってきていた。
呼んでもらっていたタクシーまで、走っている間に急いで撮った地上からの唯一の写真がこちら…


壁にあったサイネージの光の方が目立ってしまっている

 

そんなこんなで初・中国観覧車は終了。
今回のものは比較的日本の観覧車に雰囲気が似ていた。
まだ未訪問だが、色合いやコンセプト、プランの豊富さなど、エキスポシティのものに少し似ているのでは?という印象。

ちなみに、最終日に数時間だけ観光の時間があったため、追加で調べたところ
上海の観覧車は錦江楽園の他に上海動物園上海野生動物園にもある模様(現在もかどうかは不明)
そういえば、行きに空港からホテルに向かう高速で、空港を出てすぐ観覧車を見つけたのだが(残念ながら撮影できず)これが上海観覧車のものだったよう。

 

さすがに仕事で来ているので2基目は諦めたが(笑)上海動物園にはパンダもいるようなので、ぜひ、今度はプライベートで訪れたい。