【レビュー】スマイルグリコパーク(楽天球場内)

review, 楽天koboスタジアム

平成から令和に年号が変わったGW、世間では超大型10連休ということで話題になった。

我が家では秋田にある義実家に帰省する予定だったが、せっかくの大連休なので
行きは新幹線にしてどこかで途中下車し、1泊して観光する計画を立てた。

が、気づいたときにはどの都市も希望するような宿は軒並み空きが無し。
仕方なく、行きを早めの新幹線とし、仙台で途中下車して夕方まで遊んでから秋田に向かうことに。

仙台の観覧車といえば八木山ベニーランド、三井アウトレットパーク仙台港、そして楽天球場…2019年時点では「楽天生命パーク(楽天球場)」に併設されたスマイルグリコパークの観覧車。

ベニーランド三井アウトレットパーク仙台港は2011年に訪問したため、今回は楽天球場に向かう。

まずは仙台駅で名物牛タンを食べてから向かおうと、新幹線下車後すぐにコインロッカーを探すがどこも全て使用中。
仕方なく二手に分かれ、私と子供は先に牛タン屋さんに並び、夫がロッカーを探すことに。
しかし、10連休のGWを甘く見ていたようで、駅直結の「牛タンストリート」に10:50くらいに着いたにも関わらず、どこのお店も10組以上の行列。
そして結局コインロッカーは見つからず、スーツケースを持ったまま行動することに。
これが後に残念な結果になることは、まだこの時点では知る由もなかった…

 

さて、なんとか25分くらい待って牛タンにありつくことができ、お腹が満たされた後は満を持して楽天生命パークへ。
仙台駅からの行き方は、電車だとJR仙石線・地下鉄東西線のどちらか。試合のある日は直通バスも出ている。
子供たちが「電車で行きたい」と言うので一番徒歩時間の短いJR仙石線の宮城野原駅から行くことに。
途中道に迷い、なぜか仙台駅でなくひとつ前のあおば通り駅から乗ったが、仙台駅で大勢の楽天ファンが乗ってきて車内は混雑。
宮城野原駅を出て少し歩くと遠くの方に観覧車が。

 

球場に着いたのは12:40過ぎ。
試合は13時からで、ちょうどファンの熱気が一番上がっている時間。
球場の周りには屋台やイベントスペースが立ち並び、皆洋服から小物から楽天マークで揃っていた。
ほとんど野球観戦の経験が無い私は、お祭りのような雰囲気に圧倒されていた。

せっかくなので観覧車には試合が始まってから乗ろうと思っていたら、図らずも子供たちがプラレールで遊べるスペースを発見。
ちなみに、他の球場はわからないが、楽天生命パークは全て支払が現金不可。
楽天グループのため、楽天カードや楽天Payなどを推奨している。(他社のクレジットカードも使える)
カードでプレイチケットを買い、子供たちはプラレールで遊び始めるが、しばらく経っても全く終わらせる気配がない。球場に来る人用なので試合が始まればかなり人は捌けるため、時間制限は設けられていない。

せっかくなので待っている間、私も入口でやっていた「ウィスキーフェア」で一杯購入。


ニッカウヰスキー「伊達」のハイボールを頂く。
なぜ外で飲むお酒はこんなに美味しいんだろう?
一瞬で無くなってしまった。。

さて、もう試合も始まり時々球場全体から歓声が上がっていた。
流石に観覧車に乗ろうと、スマイルグリコパーク入口へ。

するとそこでは荷物検査。
まさか…と思い、聞いてみるとスーツケースは持込不可!

そして、入園チケット購入は反対の入り口とのことで、またしても別行動でチケット購入とコインロッカー探し二手に分かれる。
(ちなみに野球観戦のチケットがあれば入園は無料)
チケット売り場まで行く道から撮った観覧車横顔。
この日は太陽や月に薄い雲がかかった際にその周囲に光の輪が現れるという珍しい「日暈(ハロ)」という現象が発生しており、偶然にも観覧車と日暈のコラボ写真が撮れていた。

入園券とプレイチケット(後日撮影)

さて、夫が探しに行っていたコインロッカーは結局どこも空いておらず、チケットを買ったものの全員一緒に入れないことが判明…

仕方ないので、まずは私と子供たちが中に入ることに。

ラッキーゴンドラはブルー

スマイルグリコパークからは、外野席ギリギリに行かないと試合が見えない。

そのため、何か所もパブリックビューイングが設けられている。
そのディスプレイの前に所狭しとレジャーシートが引かれ、皆が一丸となって応援している。
スタジアム席だけではなく、このような場所があることにまずびっくり。
皆シートの上でご飯を食べたりビールを飲みながら応援していて楽しそう。
前後するが、観覧車から撮った写真がこちら↓


さて観覧車は、スマイルグリコパークの真ん中あたりに位置している。
こちらの観覧車、閉園した仙台ハイランドから移設されたもの。
真ん中に電光掲示板がありゴンドラも塗りなおされているため、ピカピカの新品のような出で立ちだったが
閉園直前に訪れた写真と見比べると、支柱の色も同じ白のため前の雰囲気に近い。

料金はプレイチケット4枚≒400円。

ゴンドラは楽天カラーのえんじ…よりは少し明るい赤?に見える通常ゴンドラの他に、先ほど看板のあった「TOHOKU BLUE ゴンドラ」、スマイルグリコパーク手前で開催されていた「におい展」コラボの緑と赤半々のもの、そして報道ステーション「熱盛」のようなロゴの「熱箱」ゴンドラの4種類。

我々は通常ゴンドラに乗車。

乗るとすぐにガイド音声開始。
クイズです!というので子供たちは張り切っていたが、もちろん内容は東北楽天イーグルスに関するクイズ。
野球に関しての知識がほぼ無いため、出題される問題が全く分からず落胆していた。

窓にはSNSのハッシュタグ風のシールが。「#イーグルスと観覧車」「#RakutenEagles」

試合が良く見えるよう、双眼鏡も。

ゴンドラに比較的多い「この方向にはこれが見えます」という案内シールだが、選手の出身校が書かれていて面白い。
全く探し出せなかったが…

上がるにつれ、満員に近い球場内が良く見える。
何度かバッターが打ち歓声が上がっていたが、確かに選手がかなり小さい。これは双眼鏡が必要になるのもうなずける。

しかし、観覧車から野球が見られるというのは改めて斬新で面白い。

そして加えて面白かったのが、反対方向は球場の喧噪とは裏腹にひっそりとした貨物のターミナル駅とコンテナ群…

さらに観覧車の上昇方向、スマイルグリコパークのチケット売り場の先方面には駐車場とマンション群。

窓から全体を見回したときに途中で景色が変わることはままあるが、こんなに「前の窓は球場!」「後ろの窓は貨物駅!」「横の窓は住宅街!」と、きっちり三分割されるようなことは今まで見たことが無く、そういった意味でも斬新だった。

 

観覧車の他にもメリーゴーランドやフワフワがあったり、グリコだけにポッキーとプリッツの箱から顔を出せる変形顔はめのようなオブジェなども。

 

さてこの後、私がスーツケースを見ている間夫が子供と3人で再度スマイルグリコパークに入っていったが、観覧車には乗らず雰囲気だけ堪能して帰ってきた。
結局4人一緒に行動できず、スーツケースに振り回された一日だった…
そして楽天生命パークを丸々2時間くらいは満喫していたため、結局仙台では他の観光スポットには行く時間が無く…鉄オタになりつつある息子が駅で在来線の写真撮影をしたくらいで新幹線の時間に。

楽天ファンではないのに仙台観光が楽天球場だけ、という贅沢な途中下車だったが
ファン気分でたっぷりと満喫できたからいいか~、と仙台を後にした。