【レビュー】ボヘミアン・プラター (Böhmischer Prater) Riesenrad

ボヘミアン・プラター (Böhmischer Prater)

夜のプラター翌日、10/5はウィーン市内を観光し観覧車は無し。

翌日、10/6は観光できる最後の日だったため、朝から行動開始。
今回の旅行は訪れる予定の場所を全てちょうどよいタイミングで世界地図日本語対応になったgoogleMapsに登録しており、
この日に訪れるはずだった遊園地の情報も登録したからと油断していて何もメモや印刷をしていなかった。
直前になって遊園地のつづりもうろ覚えだったと焦ったが、ちょうどホテルに無料で使えるパソコンがあったので無事参照・印刷することができ事無きを得た。

さて、その目的地は・・・「Böhmischer Prater(ボヘミアン・プラター)」
「プラター」と言っても前々日訪れた大観覧車のある「プラター遊園地」とは全く別の遊園地。
プラター遊園地の最寄り駅がある地下鉄UバーンLine1(U1)を、ホテルからは逆に向かい終点の「Reumannplatz」下車徒歩20分。
オープン10時とのことだったので、10時半頃着くようにホテルを出発。

U1も「Reumannplatz」に近づくに連れ観光客らしき人の姿も減り、地元の人々ばかりに。
駅を下車しドイツ語の地図を見るも、初めに進むのがあまり大きくない道路だったため少々迷う。
そして見つけた道を進むと、マンションや団地のような建物ばかりの住宅街が続く。平日のお昼だったため現地の人もまばら。
サイトの地図も車でのアクセス方法が大きく掲載されていたことから、地元のファミリーが車で訪れるような遊園地なんだろうなと思いながら歩き続けたが、20分経っても全く遊園地が見える気配なし。
だんだん不安になってきたところに、目印となる高速道路を見つけ一安心。
その後上り坂になっており、相変わらずアトラクションは望めなかったがあと少しと言い聞かせて歩き続ける。

そしてついに、道路の脇にデパートの屋上のようなゴーカートとメリーゴーランドのある場所を発見。
その奥には、小さい観覧車が。

・・・が、、ロープが張られていて、誰もいない。
ここは開放されていないのかと思い、さらに奥に進むとついに逆の道路脇に立つ観覧車発見。

しかし・・・やっぱり誰もいない。

チケット売り場

乗降場と注意書き

ゴンドラ

どうやら道路の両脇が遊園地になっているようだったが、正面の入口もどこだかわからず係員も見当たらない。
もしやまだ開園前?、と時計を見るともう11時過ぎ。サイトにあった開園時間には季節により変動があったが、記憶ではさすがに11時にまだオープンしていない時間帯はなかった。
焦って周りをうろうろするも、草を刈ったり園内を整備している人がいるのみ。
今考えるとその整備係の人に聞いてみればよかったのだが、明らかに今日は休園日という雰囲気が漂っており
「もうすぐ開くよ」という明るい回答が得られそうにもなかったので、下手な英語で話しかける勇気も沸かず・・・。

看板は楽しそうなのに↓

諦めきれないまま30分くらい写真撮影などで粘っていたが、状況が変わる様子もないので失意のまま駅へ戻った。
誰も乗っていないアトラクションが、人の気配を察知するのか前を通ると音楽が流れたりして虚しさを煽った・・・。

サイトで休園日と描いてあった記憶はなかったのだが、訪れる前にホテル経由ででも確認しておけばよかったと悔やむ。

ちなみに観覧車は白を基調にした支柱やスポークで片側から支える形。
ゴンドラはそれぞれが異なるカラフルな色使いで、屋根とゴンドラの底は花のような模様になっていた。
が、何しろ電線が邪魔できれいな写真が撮れない。サイトに斜めからの写真が多かった理由がようやくわかった。

倉庫にもロゴが…

どうやらこのボヘミアン・プラター、1900年代の後半に建設されており昔から家族旅行先として親しまれていたよう。
しかし第二次世界大戦で1944年12月11日爆撃されてしまい、その後何十年もかけて現在の姿に復興。
観覧車自体は1988年にSoriani & Moser社により建てられ、直径12mでゴンドラ14基とのこと。

中心部の模様は台湾で訪れた数ヶ月前に営業終了したためやはり乗れなかった観覧車(写真はこちらのブログに)とよく似ていて、この形の観覧車には縁がないんだろうか・・・と思ってしまった。