【レビュー】オクトーバーフェスト(Octoberfest) Willenborg
(10/1・2が日曜の場合は3日までのため最長は18日間)開催されるビールの祭典。
この期間で600万リットルものビールが消費されるとのこと。
観覧車だけでなくいくつかの遊具が同時に併設されていて、夜間はライトアップされているというので
まずは偵察にドイツに着いた日の21時頃会場へ向かった。
ミュンヘン中央駅からは20分ほど、ホテルからも15分はあったが会場近くに差し掛かるとまずはネオン輝くフリーフォールが見えた。
近づくとアトラクションに乗っている人々の悲鳴が。
ブランコが回転するアトラクションなどが見えたところから入場。後から気づいたが、ここはメインの入口ではなかったよう。
入ってまずびっくりしたのは、遊園地は「併設」などという規模ではなく、日本の中規模の遊園地以上の大きさであること。
公園丸々遊園地になっており、その中にビアホールのテントが建っている状況。
そのアトラクションの数は半端なく、ジェットコースターだけで4・5機、初めに見つけたブランコももう一つあり
お化け屋敷やミラーハウスなど日本の遊園地でおなじみのアトラクションはほぼそろっていると言った感じ。
その他にはお土産屋とオクトーバーフェストクッキーのお店が数mごとにあり、ぽつぽつと食べ物屋やシャンパンの屋台などもあった。
会場自体には大きな通路が二本あり、入口から伸びている方はビアテントが脇に連なっていた。
観覧車はもう片方の通路の一番奥、入口とちょうど対角線の端にあった。
海外なのにわざわざ持ってきた、先日購入の三脚を早速活用。
しかし使い慣れず周りの視線も気になってしまい、すぐにたたんでしまった。
観覧車は「Willenborg」という名前らしい。一人5ユーロ。
高さは50mで8人乗りゴンドラ30基。
看板
ゴンドラ
乗り場は3つあり、そこそこ人は並んでいたがすぐにゴンドラが止まって入口と反対側から乗車していた人が降りていく。
乗車場
見上げて
入口は西部劇のお店のような下半分のみの観音開き扉。
現地の人々多くは民族衣装を着ていた。
女性はロングスカートのメイド服のような「ディアンドル」と呼ばれるカクテルドレス。
胸元がだいぶ開いていて欧米人でないと着こなせないような服。
男性は茶色やカーキの膝丈オーバーオールにハイソックス、中はYシャツ。
日本人が花火大会に浴衣で来るような感覚かもしれない。
乗降場で大量に写真を撮っていたら係員に何か注意されてしまったがよくわからなかった。
まさか撮影禁止?と思ったが他の人々も撮っておりそういうわけではなさそうで
身を乗り出していて怒られただけだったのかもしれない。
ゴンドラに乗るとその後も乗降の為少し動いては止まりを繰り返していたが、全ての入れ替えが終わるとぐるぐると速く回り始めた。
しかしゴンドラがそこそこ大きいせいもあってか、落下の浮遊感を感じるほどのものではなかった。
もちろん日本のものとは比べ物にならないほど速いが、カナダで既に経験していたのでそこまで速いとは感じなかった。
連なる屋根
隣のゴンドラ
4人がけの席の真ん中2つに座った為、入口のドアの方にカメラを向けて何度も撮影していると、
ドアの隣にいた英語を話していた若いカップルが気を使ってよけてくれたりした。
また、自分で自分たちの写真を撮っていたら目の前の40~50代くらいのご夫婦が撮影してくれた。
そんな感じでゴンドラ内は和気藹々としていた。
動いた様子を撮ろうと動画を構えたらあまり動かなかった↓
回る速度が速いのと写真を撮るのに必死だったので景色は会場内をチラチラと見た程度だったが、
広大な敷地に埋め尽くされたネオン輝くアトラクションは、今まで日本で行ったどの遊園地よりもにぎやかに見えた。
アトラクション郡
ビアテント
降車場
看板にもよく見るとゴンドラがビールになった観覧車に
横から
横からの動画
お店の壁にも観覧車
フェストのクッキーがこのように大量に売られていた。
よく見ると観覧車の絵の描いてあるものも。
しかし観覧車入りのものはサイズが大きめ(値段も6ユーロ・約800円)だった為、一番小さいサイズのクッキーだけ購入し、
たっぷり気分を味わったところでビアテントには入らずホテルへ戻った。
翌々日。
朝食後すぐに他の観光スポットに訪れていた為、今回は地下鉄にて会場へ。
最寄のテレージエンヴィーゼ駅のホーム壁にはフェストのイラストが。もちろん観覧車も
地下鉄の駅からは徒歩5分ほど。
今回も前回と同じ入口から入場。
すぐ右にあった乗馬コーナーにも観覧車
明るいだけでだいぶ違った雰囲気。
さすがに前々日の夜ほどの賑わいではなかったが、まだ午前中なのに人が続々と訪れていた。
買ったオクトーバーフェストクッキーを首にぶら下げてやる気満々だったのだが、意外とこの日はクッキーをぶら下げている人が少なくちょっと残念だった。
お土産屋にも観覧車グッズが色々と
小さくて見づらいがビアジョッキやお皿にも観覧車入り。
この後、真ん中あたりにに小さく見える青いお皿を購入。
中央に観覧車がある立体的な飾り皿になっていた。
こちらのお店には・・・ウィーンのリーゼンラートが。
通路真ん中の立ち飲み店にも・・・こちらはフェストの観覧車。
観覧車と回転途中に観覧車のようになる絶叫マシンの競演。
よこはまコスモワールドにある「スーパープラネット」と同じ
昼のゴンドラ。夜とまた雰囲気が違う。
ハートがたくさん描かれていて、オクトーバーフェストクッキーと似た雰囲気。
スペック紹介
昼全景。天気が良すぎて色が飛んでしまった・・・。
結局お昼はこちらの「Willenborg」には乗らずだったが、
昼夜問わず移動式と思えない凝ったデザインで会場の奥に堂々と立つ姿は、まさにオクトーバーフェストのランドマークとして相応しかった。
これがフェスト開催中終了後に解体されるなんて想像できない豪華さだった。